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昔のトートバッグの底には穴があった!?

トートバック
 通勤通学からプライベートまで、多くの人に愛されているトートバッグ。丈夫で使いやすいので重宝されている方も多いのではないでしょうか。いまでは定番のファッションアイテムになりましたが、日本で使われていた昔のトートバッグの底に直径数センチの丸い穴が空いていたという事実はあまり知られていません。

 和製トートバッグの原型ともいえるものは戦前までさかのぼります。もともとは、自転車で牛乳配達するためにつくられた厚手の布カバンでした。当時の牛乳ビンは今のものと比べると強度が弱く、ビン同士がぶつかってバッグの中で割れてしまうことが日常茶飯事でした。こぼれた牛乳を外に出しやすくするために底に穴を空けた、というわけです。

 トートバッグという名前を広めたのはアメリカのアウトドアブランド・L.L.Beanです。「トート」は運ぶ(tote)という意味で、むかしの冷蔵庫は氷を入れて冷やしており、その氷を運ぶためのバッグ「ビーンズ・アイス・キャリー」を世に出しました。その後、電気冷蔵庫の普及にともなって氷を運ぶことが少なくなり、いまから50年ほど前に「ビーンズ・ボート・アンド・トート・バッグ」という名前に変更。これ以降、トートバッグという名前が一気に広がり、L.L.Beanのロングセラーになっています。

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2015年7月5日(日) よる10時10分~11時04分
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