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20、30代で1000万円以上の年収を稼げる人とは

20代、30代と若くして年収1000万円を稼いでいる人は、どんな人なのでしょうか。転職支援のプロが年収1000万円を稼ぐための方法についてお伝えします。

■20代、30代で1000万円以上の年収を稼げる人

普段多くの転職希望者と面談し、転職・キャリアの相談を受ける中で、30歳を目安に年収1000万円を希望する人もいます。

では、実際20代、30代の比較的若手と言われる年齢で、年収1000万円を稼いでいる人はどれくらいいるのでしょうか?そして、稼げている人はどんな仕事に就いており、どのようにそこにたどり着けたのでしょうか?

転職支援サイト大手のDODAが出しているレポート平均年収/生涯賃金(100職種別) 2014年版の年齢別平均年収データによると、年収が1000万円以上の人の分布は、20代全体では0%、30代全体では1%となっています。

※2013年9月~2014年8月の1年間に、DODA転職支援サービスに登録した約16万人のデータを元に、正社員として就業している20~59歳までのビジネスパーソンの平均年収(手取りではなく支給額)を職種別、業種別、都道府県別、年齢別にまとめたデータとの事。

なんとも夢のない数値ですね……。

国税庁「民間給与実態統計調査」によると、平成25年の20代前半の男性(20歳~24歳)の平均年収は265万円、20代後半の男性(25~29歳)で 371万円、30代前半の男性で、438万円(30~34歳)、30代後半(35~39歳)の男性で499万円という数値ですので、現実的な数値ではある と思います。

では、20代、30代で年収1000万円を稼ぐ事は不可能なのでしょうか?そんな人は存在しないのでしょうか?

■20代、30代で1000万円稼ぐ人たち

今までの転職支援の現場でお会いした方々や、私の友人・知人の周りで、20代、30代で1000万円を超えているであろう方々は以下のような仕事をしている方々でした。

  •  外資系コンサルティングファーム
  •  外資系金融
  •  外資系メーカーのマーケティング・経営企画などのスペシャリスト
  •  大手総合商社・マスコミ関連の一般社員
  •  大手事業会社の課長クラス以上
  •  新興上場企業の事業部長・責任者クラス
  •  個人事業主・小規模企業経営者(医師・弁護士などの士業含む)

若くして年収1000万円を狙う方は、ざっくりと言うと以下を目指していけば良いという事ですね。

  1. 外資系企業のスペシャリストを目指す
  2. 業界大手に入社し課長を目指す
  3. 成長見込みの高いベンチャー企業で事業部長クラスになる
  4.  個人事業主もしくは小規模企業のオーナー経営者になる

■どのように若くして1000万キャリアを手にするのか?

では、具体的にこれらの年収1000万の仕事を目指す上で、どういった努力をしていく必要があるでしょうか。転職支援の現場経験をもとに、それぞれのキャリアに近づけていく上で、どういった事を意識するべきかについて、解説していきます。

1の外資系のスペシャリストのキャリアを目指すには、各業界の専門実務経験と英語力が求められます。ここで英語力を過度に重視し、英会話学習や、語学留学 を一生懸命頑張る方が意外と多いのですが、英語力だけがあっても、ほとんど意味がありません。転職市場においては、前者の実務経験・スキルの方が何よりも 重視されるので、金融専門職やマーケティング職種の経験を積む事が最優先です。

それらの経験を持った方が英会話を学ぶ事は有用と言えると思いますが、その経験がない方がいくら英語力を学んでも残念ながら一発逆転とはいきません。

■大手事業会社へのキャリア

2のキャリアを目指す場合は、まず大手事業会社へ入社する事、その上で、その会社で出世をするという、2つのステップが必要になります。大手事業会社といっても、どの業界でも良いというわけではありません。

社員の給与水準が高くなりがちな業界、つまり利益率が高く、社員1人あたりの生産性が高い業界を選ぶ事をお勧めします。そして、大手でも中途採用に間口があり、新卒主義過ぎず、差別なく活躍できる素地のある企業が存在するか、というのもポイントになるでしょう。

また、その業界の仕事に、やりがいを感じられるかという観点も重要です。
当たり前ですが、入社はゴールではなく、定着し、活躍する事で、初めて出世の道が見えてくるのです。

業界が決まったのであれば、最初から大手に入社できれば良いですが、業界未経験であれば、大手に入社するのは、そう簡単ではありません。まずは、小規模でも、人材レベルやサービスレベルの高い同業界・同職種の会社に入社してとにかく高い実績を積む事です。

業界によっては異例もありますが、基本的には転職市場においては、大手であっても中小企業であっても、同業界でしっかりとした経験と高い実績を持つ人材がほしがられます。

わかりやすい知名度や規模にとらわれずに、業界の小規模企業に飛び込める人は、覚悟感が違うという点もありますが、結果として自分が求めていたキャリアを手に入れている事が多いです。

■キャリアにも戦略的なリスクテイクを

長くなってしまったので、3と4については次回以降の記事でお話しますが、 今回お伝えしたどちらのキャリアを目指すにしても、強調したい点として、いずれも以下の3点が求められるという事です。

  1. ゴールから逆算して準備する事
  2. 定着と活躍が必須条件
  3. いずれかのタイミングで他の人とは異なるリスクをとる

若くして、年収1000万円を稼ぐ人は、世の中全体でも数%以下の限られた人のみです。という事は、その他大勢の人と同じ選択や努力をしていても、たどり着けないという事です。

自分なりの意思と戦略を持ち、適切なタイミングでリスクテイクをしている人のみが、年収もそうですが、自分自身が納得のいくキャリアも手に入れているのだと思います。

(執筆:末永 雄大)

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