グルメ

なぜ人は、映画を見ながらポップコーンを食べるのか?

映画館に一歩足を踏み入れると場内に漂うバターやキャラメルの甘い香り。それに釣られてついポップコーンを買ってしまう方も多いのではないでしょうか。最高のペアリングとも言える映画×ポップコーンの組み合わせですが、なぜ多くの映画館でポップコーンが売られるようになったのでしょう?

アメリカでポップコーンが映画館の定番になったのは1940年代中盤から50年代にかけて。第二次世界大戦中の砂糖不足に影響されず、観客がスクリーンに投げつけてもダメージが低いお菓子として多くの映画館で販売されるようになりました。

日本でも戦後、ポップコーンが映画鑑賞時のスナックとして定着したのはアメリカの影響もあるのですが、【1】食べる際に大きな音がしない。【2】ポテトチップやクッキーと比べて食べかすが散らかりにくく、掃除がしやすい。【3】味の濃さから一緒にドリンクも良く売れる。【4】材料費が安く、売店の利益率が80%以上になる。などの理由が挙げられます。

最近ではフレーバーのバリエーションもどんどん増えてきているポップコーン。これからも映画館で売られる定番スナックとして、エンターテインメントに楽しみをプラスしてくれそうです。(執筆:上村 由紀子)

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