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キャッシュとクッキーの違いとは?

ブラウザの「キャッシュ」と「クッキー」、どちらも「クリアする」「消去する」という言い方を聞いたことがあると思いますが、実のところ、どのような違いがあるのでしょうか?

「キャッシュ」とは、何度も見るWebページがある場合に、2回目以降の閲覧時の表示スピードを上げるため、ページ内の画像やアイコンといったデータをパソコン内に保存する仕組み(またはその保存されたデータ自体)のことをいいます。ちなみに、現金の「cash」ではなく、貯蔵庫などを意味する「cache」が正しい表記です。ブラウザなどのキャッシュを利用しているアプリケーションの動作が遅いときなどにクリアすると効果的なのはこちらです。

「クッキー(cookie)」とは、パソコンなどに蓄積されたWebブラウザ利用者の情報のことをいい、入力の手間を省くのに役立ちます。ネットカフェや公共の場所で利用したWebサービスから個人情報を削除したいときにクリアするのはこちらになります。

いずれも便利な機能の1つですが、それぞれの違いが理解できると、クリアする(消去する)目的やタイミングも見えてくるのではないでしょうか。各機能の特性を踏まえつつ、安全にパソコンを使いましょう。 (執筆:長谷川 渉)(撮影:石井幸久)

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