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イベント自体も話題満載! 「f8」レポート

■「f8」自体もアツかった!

新しくなったプロフィールページ「タイムライン」にオープングラフの拡張。新機能目白押しだったFacebookの開発者向けカンファレンス「f8」に、ナビ編集部も参加してきました! 新機能が話題になりがちですが、イベント自体も負けず劣らずのインパクト。熱気と高揚感に包まれた当日の様子を写真とともに紹介したいと思います。

■いざ、サンフランシスコへ!

9月22日イベント当日。会場となるサンフランシスコデザインセンター前には、開場前にも関わらず既に長蛇の列。そもそもf8のチケットも即完売、米国でのFacebook普及率を考えれば当然なのですが、やはり注目度は高いです。

■自分専用にカスタマイズされた冊子

開放感ある会場内はちょっとした倉庫のような雰囲気。階段を上り進むとファーストネームの頭文字ごとに受付が分かれており、参加者は自分の名前の列で受付を済ませます。アルファベットごとに受付が分かれている理由はこちら。
なんと! 参加者ごとにオリジナルの冊子が受け取れるのです。冊子の表裏には自分の名前が印刷され、ページをめくると自分の友達の顔がずらり。どんなものであっても「自分用」に作られると嬉しいものです。冊子にはICカードも付属しており、受付後に専用の端末でICカードと自分のFacebookアカウントを紐付けます。これが後々重要となってきます。

■自由で刺激的な空間「Hack Central」

受付を抜けると、まるでクラブのような広大な空間が出現。「Hack Central」と呼ばれるこの場所はいくつかの講演会場をつなぐハブとなっており、ひたすらPCに向かう人、軽食と共に談笑を楽しむ人、 Facebookと連動したアトラクションを体験する人などなど、各々自由に過ごせる場所となっています。
「Hack Central」に入りしばらくすると講演会場へのゲートが開き、メインイベントとなるマーク・ザッカーバーグ氏による基調講演が行われるのですが(ここで例の新機能が発表されるわけです)、こちらは機能面の話になるので割愛。前述した「Facebookと連動したアトラクション」がかなり興味深いものだったので、それらの紹介をしたいと思います。

■Facebook連動のアトラクションが面白い!

会場内にあるアトラクションを楽しむにはICカードが必要です。受付で自分のFacebookアカウントと紐付けたICカードですね。これを使ってFacebookと連動したアトラクションを楽しみます。

まずは、ICカードをかざすだけでFacebookの「チェックイン」ができてしまう装置(写真左)。改札をSuicaで通るように、サクッとチェックイン。チェックイン機能自体は既にあるものですが、かざすだけで済むという「手軽さ」が味わってみると新鮮かつ面白く、ついついかざしてしまいます。

また、会場の各所に設置されたカメラも大人気(写真右)。ICカードをかざすと撮影が始まり、撮影後にカメラのディスプレイにプレビューが表示されます。もう一度ICカードをかざし自分の顔をタップすると、自分をタグ付け可能。そのままFacebook上にアップできるという仕組みです。一緒に写っている知り合いもICカードを持ってさえいればタグ付け可能。ここで撮影された写真は会場内の巨大なスクリーンに次々と映し出され、ライブ感を演出していました。
人と人のつながりを可視化するアトラクションもありました。ICカードを持ってフィールドに入ると、周りに虹色のサークルが出現。サークルとサークルが線で結ばれていますが、同じ趣味などの共通要素があるとつながりが生まれるようです。

会場に流れる音楽も面白い試みで、例のごとく装置にICカードをかざすと自分のお気に入りのアーティストの曲が取り込まれ、その中から選ばれた曲が会場内で再生されるという仕組みです。このように、f8というイベントはFacebookから生まれる新しい体験の宝庫。ソーシャルとリアルがシームレスにつながる、「少し先の当たり前」を体験できるのです。

余談ですが、誘導や受付などはFacebook社員の方が行っていたり、会場内に設置されているソファは本社で普段使っているものがあったり(!)と、先端技術の発表の場でありながら随所にアットホームな要素もチラホラ。刺激的かつ心地よい。これぞまさに、Facebookの魅力の正体なのかもしれませんね。
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