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腕立ても腹筋もしない、箱根駅伝を連覇した青学式トレーニングの秘訣

箱根駅伝を連覇した青山学院大学駅伝部。監督を務める原晋氏は、その功績を評価されるなか、陸上競技にたいする独自の考え方も注目されています。今回は、原監督が推奨する、陸上界の常識に囚われないトレーニング理念についてお話します。

■腕が振れなくなるので、腕立て伏せはしない

筋力トレーニングの定番である腕立て伏せ。長距離走では、腕を振るための筋肉として求められてきました。青山学院大学の駅伝部では、腕立て伏せをおこないません。腕立て伏せで鍛えられる筋肉の一部に、三角筋という肩の筋肉があります。

原監督の考えは、この三角筋がついてしまうと腕の動きが硬くなり、走る際、腕が十分に振れなくなってしまう、というものです。サッカーやラグビーなどの競技とは違い、他の選手との接触が少ないため、必要以上の筋肉はつけない、という考え方です。

■酸素を多く消費してしまうので、腹筋はしない

マラソンなど長い距離を走るうえで、腹筋は身体のバランスを保つために求められる筋肉です。しかし原監督は、腹筋でお腹の中心部に位置する腹直筋をつけてしまうと、酸素の消費を促すことになり、長距離走においてはエネルギーロスになってしまうと考えています。青山学院大学の駅伝部では新入生に対し、まず「力を抜きなさい」と教え、腹直筋を落とすことから指導するそうです。

■筋力ではなく柔軟性を高めることを選んだ原監督

長距離走に必要なのは、腕の振りと足の運びです。原監督は、筋肉ではなく柔軟性でこれらの動きの効率を向上させる選択をしました。

青山学院大学の駅伝部では、両肩に手を当ててゆっくり回す運動で肩をほぐしたり、走っているときの姿勢から膝を水平に上げる運動で股関節をほぐしたりなど、 やみくもに筋肉をつけるのではなく、柔軟性を高めるトレーニングが取り入れられています。この原監督のトレーニング理念が、箱根駅伝の連覇をもたらした要因のひとつだと考えれば、常識を覆す発想が功を奏したと言えますね。

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「林先生が驚く初耳学!」

2016年4月17日(日) よる10時25分~11時19分
MBS - TBS系全国ネット
司会:林修、大政絢
出演者:加藤優、澤部佑(ハライチ)、千原ジュニア、中島健人(Sexy Zone)、船越英一郎、森公美子

次回の放送内容:今回は、女子卓球日本代表の伊藤美誠選手や、“美しすぎる女子プロ野球選手”として話題の埼玉アストライアのルーキー、加藤優選手ら注目の女子アスリートをはじめ、大泉洋、出川哲朗、六角精児ら豪華芸能人らが続々参戦! 多くの人が勘違いしている北海道の観光名所・函館の夜景にまつわる驚きの事実や、世界一有名な時計台として知られるイギリスの世界遺産「ビッグベン」に隠された秘密、我々の常識を覆すような“色”にまつわる知識や、卓球のラケットにまつわる意外な事実などが出題される。さらにスタジオでは、加藤選手がとっておきの野球ネタで林先生と対決!リーグトップクラスのスピードを誇る自慢のスイングも披露する。

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