時事

むかし、東京駅も新国立競技場と同じような問題が起こっていた

最近、建設費が高すぎるということでザハ・ハディド氏による新国立競技場の建設案が白紙になりましたね。迷走している新国立競技場の問題ですが、実は100年以上前に東京駅でも同じような問題が起きていました。

東京駅は辰野金吾が設計したことはご存知の方も多いと思いますが、明治政府は当初、ドイツ人技師にデザインを依頼していました。当時の日本は西洋文化をお手本に産業を発達させて欧米諸国の仲間入りをするという目標を掲げていました。中でも政府が特に力を入れていたのが鉄道の整備。当時世界一の鉄道技術を持っていたドイツからフランツ・バルツァーという技師を招いたのです。

今でこそレンガ造りの西洋的なデザインですが、バルツァーがデザインした東京駅は日本の伝統的な建築様式を採用した和風なイメージの駅舎でした。バルツァーは独自の文化を顧みずに西洋風のデザインにしようとする政府に疑問符を投げかけたのです。しかし、欧化政策を進めていた当時の政府には受け入れられず、建築界の権威であった辰野金吾に再度依頼することになりました。

東京駅には他にも秘話や都市伝説がありますので、ご興味のある方は調べてみても面白いかもしれません。

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「林先生が驚く初耳学!」

2015年8月23日(日) よる10時30分~11時24分
MBS - TBS系全国ネット
司会:林修、大政絢
ゲスト:綾野剛、榊原郁恵、澤部佑(ハライチ)、千原ジュニア、マギー、向井理

次回の放送内容:今回は綾野剛と向井理がスタジオに登場、林先生との直接対決に挑む。カンボジア親善大使を務めていたこともある向井理は現地の地雷撤去にまつわる問題を、綾野剛は陸上競技にまつわる問題を出題する。さらに、これまで数々の難問で林先生に「知らなかった」と言わせてきた料理研究家・土井善晴は料理の“添え物”としてお馴染みの「レモン」に関する知識で勝負、8つ目の初耳学認定を狙う。

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