ニュース
9 2669
●赤羽末吉が描く中国民話『あかりの花』を限定復刊いたしました
http://www.fukuinkan.co.jp/bookdetail.php?goods_id=20694

『スーホの白い馬』や『ももたろう』、『かさじぞう』といった数多くの絵本や読み物のさし絵で知られる赤羽末吉さんの展覧会が、ちひろ美術館・東京で開かれています。今回の展覧会は、赤羽さんの幅広い画業の中から、中国・モンゴルの風土や文化、人々の生活、民話などをどのようにとらえ、絵本に表現したかを探る内容です。

1910年に東京・神田に生まれた赤羽さんは、1年ほど日本画を学び、以後独学で日本画の技法を習得。22歳で、満州(現在の中国東北部)へ渡り、中国大陸の風土や文化のなかで約15年間生活した経験を持っています。小学校の国語教科書にも採用され、子どもから大人まで多くの人々に愛されている絵本『スーホの白い馬』は、その間、内蒙古(内モンゴル自治区)に取材に出かけた赤羽さんが見た、壮大な大地を日本の子どもたちに見せたいと願って作り上げた絵本です。

赤羽さんは、『スーホの白い馬』のほかにも、『ほしになったりゅうのきば』など、中国民話の絵本を数多く手がけています。そのうちのひとつ、1985年に刊行された中国苗族民話『あかりの花』をこの度、期間限定で復刊いたしました。再話を担当した君島久子さんとともに現地を取材して描いた絵本です。

『あかりの花』
働き者の若者が、あかりの花から現れた美しい娘と暮らし始めますが、生活が裕福になるにつれ、怠け者になってしまった若者を悲しみ去っていく娘。ある日、ひとりになった若者が娘の刺繍した布を見つけて、楽しかったふたりの日々を思い出し、自分の愚かさに気がつきます……。月の満ち欠けとともに紡がれる若者と娘の物語は、大切なものが何か、私たちに静かに語りかけてきます。

ちひろ美術館・東京「赤羽末吉・中国とモンゴルの大地」展の会期は1月15日(日)までと、残り少なくなっておりますが、赤羽さんの描いた原画をじっくり見られる貴重な機会ですので、ぜひ足をお運びください。
http://www.chihiro.jp/tokyo/museum/schedule/2016/0119_1657.html
  • シェアする
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連投稿

投稿一覧を見る

記事をシェア

あとで読む

  • このエントリーをはてなブックマークに追加