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大晦日に神奈川県横須賀の立体駐車場で乗用車が5階から転落し大破した事故で、偶然現場に居合わせた沖縄の海兵隊員が一般市民と力を合わせ救出作業に尽力しました。

謙虚なヒーローたち

【神奈川県横須賀市】昨年の大晦日午後1時前、4人の海兵隊員は新年を東京で祝おうと、横須賀駅に向かって歩いていました。

すると助けを呼ぶ声が聞こえたので、混雑した人通りの人並みを交わしながら、声の聞こえる方向へ駆け出していました。

テキサス出身のフローレス伍長は、「全速力で人垣に向かって駆け出すと、事故現場が目に入り、直ぐに何をすべきかが分かりました」と当時のことを振り返って話してくれました。

立体駐車場の5階から家族5人を乗せた乗用車が転落し、逆さまにひっくり返った車は潰れていました。

隊員たちが現場に駆けつけると、数人の日本人と2人の海軍兵が車内にいる人を助け出そうとしていました。

彼らは車のドアをこじ開けて中にいる人を引っ張り出そうとしていましたが、潰れた車体がそれを邪魔して苦労していました。

フローレス伍長はすぐにひっくり返った車を元に戻すことが先決だと考え、最近日本語で数を数えることを覚えた同僚のギリアム上等兵に声をかけさせ、そこにいた全員が協力して車を正常な位置に戻すことができました。

テキサス出身のペアサル上等兵は、「とにかく車内に閉じ込められた人たちを少しでも早く車外に出すことだけを考えていて、ちゅうちょしている暇はありませんでした」と当時の状況を説明しています。

そこで海兵隊員たちが海兵隊で学んだ経験がその状況に生かされました。

ギリアム上等兵は、「海兵隊では、特に歩兵は、即応する訓練を受けます。毎日、任務遂行が先行で、その場面では彼らをすぐさま救出することが最優先の任務でした」と当時の状況を説明しています。

車内に閉じ込められていた人たちが車外に救出されると、海兵隊員たちはすぐさま職務で教え込まれている人命救援コースの基本的な処置を適応し、止血し、呼吸を確保し、ショックを和らげる作業に取り掛かりました。

現場に救急車が到着し、救急隊員によって蘇生活動が開始されると、隊員たちも救出作業での怪我の有無を確認するために救急処置室へ向かいました。

救急処置室に向かう途中、隊員たちは悲惨な事故現場を目撃したからか、自分の家族に連絡を取りました。
ギリアム上等兵は、「家族には何があったのか話しませんでした。ただいつ何があるのか分からないので、『愛している』とだけ伝えました」と話してくれました。

この年末の悲惨な事故で3人の方が犠牲になりましたが、二人の少年は重症で助け出されました。

キャンプ富士では1月9日、救助作業に駆けつけた4人の海兵隊員に、(戦闘に関わりのない英雄的行為に授与される)勲章が授与されました。

また、吉田雄人横須賀市長も救助に携わった海兵隊員ならび海軍兵に個人的な感謝の意を表明しました。

彼らのとっさの判断と英雄的行動にも関わらず、隊員たちは依然として謙虚です。

ギリアム上等兵は、「とてもヒーローだなんてとても思ってもいませんよ。海兵隊員なら誰でもする事をしたまでですよ」と述べています。

4人の海兵隊員は沖縄に拠点を置く歩兵隊員たちで、たまたま年始年末の休暇で本土を訪れていました。
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