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大人になるとなぜ時間が経つのが早く感じるのか

気がつけば、もう1年!? 年々時間が経つのが早くなっている気がする…ということはありませんか。なぜ、人は歳を重ねると時間が経つのが早く感じるのでしょうか。

■時間を短く感じる理由

なぜ時間が過ぎるのが早く感じるのかについてはさまざまな研究がされていますが、有力な説をご紹介したいと思います。

時間が長く感じるか短く感じるかは、生きてきた時間に反比例するという説です。10歳の子どもにとっての1年は人生の10分の1であるのに対して、60歳の1年は60分の1にすぎません。そのため、子どもより大人の方が1年の感覚が短く感じられるというフランスの哲学者ポール・ジャネが考えた説です。

同じ繰り返しが多くなると早く感じるようになるという説もあります。はじめて通る道、はじめて聴く曲、はじめて観るコマーシャルなどは長く感じたのに、何度が繰り返してしまうと、はじめての時よりも短く感じたことはないでしょうか。

子どもの頃は未経験のことが多く、新しい体験することが多い一方で、大人はすでに経験していることの繰り返しが多くなります。結果、新しいこととして脳に記憶されることが少なくなるため、時間が短いと感じられるという説です。

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