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安くて簡単! 究極のサビ落としは意外なモノだった

自転車やバイクなど雨にさらされるものは、金属部分が錆びてしまうことがけっこうありますよね。最初は小さなサビが1つ、2つ程度だったのに、気づいたら茶色のまだら模様ができていた。そんなとき、市販のサビ取り剤を使ってもいいのですが、もっと安く手軽にサビを取る優れものがあるのです。それが「木工用ボンド」。100均やホームセンターで買うことができ、学校の工作などでもおなじみのアレです。

■木工用ボンドで、簡単にサビ落とし

サビ取りの方法はいたってシンプル。錆びている部分に木工用ボンドを厚めに塗って放置し、数時間後、ボンドが乾いたら剥がせばいいのです。剥がしたボンドにサビがくっつき、きれいに取れるという非常に簡単な仕組み。ボンドを塗るときには、厚めに塗るのがポイントです。ボンドは乾くと体積が小さくなって薄くなる性質があるので、厚めに塗らないと剥がすときに苦戦してしまうからです。

■細かい汚れもしっかりキャッチ!

この木工用ボンド、サビ取り以外にもけっこう使えます。たとえば、ゲーム機のコントローラーやテレビなどのリモコンです。こういったものはボタンの数が多く、溝に細かいゴミやホコリが入ってしまうとなかなか取れません。綿棒などを使う方法もあるようですが、おすすめはやっぱり木工用ボンド。厚めに塗って乾いたら剥がすだけで、細かい部分のゴミなどを根こそぎくっつけて取ってくれます。ここでの注意点は、ボンドが完全に乾くまで待つこと。きれいに剥がすことができずに溝の部分にボンドが残ると、ボタンが機能しなくなる可能性があるので、数日放置しておいた方が無難かもしれません。同じように、網状のモノの汚れ落としも木工用ボンドが使えます。スポンジやたわしでこすってもなかなか取れない汚れでも、ボンドの「くっつける」という性質を使えば簡単です。

最後、汚れを防止するという意味でも木工用ボンドは使えます。たとえばキッチンの換気扇。油汚れを落とすのはけっこう大変な作業ですが、木工用ボンドを塗っておけば、それを剥がすだけで油汚れが取れてしまうのです。

そもそも、なぜ木工用ボンドなのでしょうか。ボンドは他にもいろいろな種類があるのですが、木工用ボンドはゴムやプラスチック製品には向かないという性質があるからなのです。つまり、上記のようなプラスチック製品にくっつけたとしても、剥がしやすいということですね。なので、この方法で掃除をするときには、必ず木工用ボンドであることを確認しましょう。間違ってもプラスチック用のボンドで掃除をしてはいけませんよ。

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