ライフ

マンホールはなぜ丸いのか?

マンホール
どこにでもあるマンホール。ご存知のとおり、その多くが丸い形をしていますがなぜ丸いのでしょうか。この問題、マイクロソフト社の入社試験に採用されたこともありますが、そのカタチにはちゃんと理由があります。

まず、フタが落ちてしまうことを防ぐためです。円状のフタはどこから測っても幅が一定なので、穴に落ちることはありません。四角だと斜めにすると落ちてしまいます。正方形の場合でも同じです。また、カドがあると何かの弾みでフタが外れたときにそのカドでタイヤをパンクさせてしまう可能性もあります。

マンホールのフタは50kgを超えるものが多く、持ち抱えようとするとなかなか大変ですが、丸いと転がすことができるというメリットもあります。フタを軽くするとクルマの往来や地震・強風などで外れてしまう恐れがあるため、ある程度の重さはどうしても必要なのです。

ちなみに、マンホールという言葉はman(人)が入る hole(穴)からきており、建設業界ではその直訳に近い人孔(じんこう)と言われることもあります。

<関連リンク>
キーボードはなぜ今のような配列になったのか
国産車のメーターはなぜ180kmまであるのか
石川五右衛門の「右」はなぜ読まないのか
  • シェアする
  • このエントリーをはてなブックマークに追加