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企業はFacebookで何をやっているの?学生が知っておきたい採用Facebookページのトレンド

昨年度と比べ、企業の採用Facebookページを見る機会が増えてきました。導入社数が2000社(ソーシャルリクルーティング調べ2012年12月)を超え、就活メディアの一つとしてメジャーになりつつあります。そこで今回は、企業がFacebookを使ってどんな情報を発信しているのか、その特徴を紹介したいと思います。

■そんなところまで見せていいの?企業の中身が伝わる通常投稿

中には、社員食堂の様子を公開するところも
今までの就職活動では、リクナビやマイナビといった求人サイトのほかに、説明会と数回の面接だけでしか企業と触れる機会が持てず、志望企業のことを深く理解するには充分とは言えませんでした。その少ない企業理解の機会を補填し、参考となる情報を得られるのが、採用Facebookページです。

採用Facebookページでは、採用HPに載っているような事業紹介や社員紹介はもちろんですが、その他にも様々なコンテンツが投稿されています。例えば、ソフトバンクはランチタイムや、課の飲み会の様子を写真で紹介。タマホームは、初受注した営業社員にお祝いをしている様子を紹介していたりと、日常が伺える投稿をする企業もあれば、コメントや質問に答えてくれる双方向な運営をしている企業も多くあります。

就職活動の本質は、外見だけではなく、企業の中身を理解することです。企業のキャラクターが色濃く出るFacebookは、企業の雰囲気を知るためにとても有効。今後、ますます企業理解促進の場になっていくでしょう。

■Facebook限定の意味 企業が限定イベントを開催する理由

限定イベントは、少人数で開催することもしばしば。企業と密にコミュニケーションをとれるのも、魅力のひとつ
“Facebook限定イベント”という言葉をご存知でしょうか。Facebookでしか応募を受け付けてない就職イベントのことで、Facebookアカウントを持っていることが参加条件になります。2014年度の新卒採用でいえば、朝日新聞、三越伊勢丹などの大企業も積極的に活用しています。どうして企業はFacebook限定のイベントを実施するのでしょうか?

それはFacebookの機能に秘密があります。Facebookには「よくコミュニケーションをとっている人の投稿を優先的に表示する」という仕組みがあり、普段からページをチェックしてないと投稿を見逃してしまうということがあります。企業は、Facebook限定にするだけで、頻繁にチェックしてくれている自社のファン(志望度の高い学生)だけにアプローチできるのです。

そのため、通常選考とは違う特別枠で選考したり、採用担当者が一方的に話すだけの通常の企業説明会ではなく、社長講演や、ビジネスコンテスト形式のグループワークなど内容が充実した就職イベントになっていることもあります。

以上、二つのことが今年流行っている採用Facebookページのトレンドです。他にも、診断テストで企業理解度チェックができたり、企業とのマッチングを計測するアプリケーションなどもあります。さらに、実際に働く社員、その企業の内定者、稀ではありますが、社長自身がコメントする採用Facebookページなどもあり、使い方は企業によって様々。是非、皆さんも気になる企業のFacebookページには「いいね!」を押して、限定情報を手に入れてみましょう。



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