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肉の「A5」ランクってなに?

精肉店や焼肉店でよく見かける「A5ランクの牛肉」という表示。どういう意味なのか知らないという人も結構多いのではないでしょうか。

■牛肉の格付ルール

牛肉には「社団法人日本食肉格付協会」が行う全国共通の格付けがあります。格付けはアルファベットの部分の「歩留(ぶどまり)等級・A~C」と数字の部分の「肉質等級・1~5」の2つの組み合わせで表されます。

歩留等級のA~Cは、簡単に言うと「牛一頭からどれだけお肉が取れるか」という基準値になります。余分な脂が少なく、より多くの肉が取れる牛のほうがランクが高くなります。Aが優で「肉が多く取れる」、Bが「肉の量が標準」、Cは「標準より劣る」ということになります。

アルファベットに続く数字「1」~「5」が肉質等級で、数字が大きいほど良質とされており、「肉の色沢」「肉のキメや締まり具合」「脂肪の質」「霜降り具合」の4項目について、それぞれ評価がされます。この4項目のうち、最も低い評価が全体の評価である「肉質等級」になります。3つの項目が「5」でも、1つ「3」があれば、肉質等級は「3」になる、ということです。

■格付けはあくまでも目安

格付けが高いお肉は美味しいことが多いですが、そのまま牛肉の美味しさを表すものではありません。赤身好きの人にはA5ランクは脂が多いと感じる可能性が高いため、格付けはあくまで目安として考えるのがいいでしょう。お肉を食べに行った時に、周囲の友人に格付けについて教えてあげると楽しい食事の場がさらに盛り上がるかもしれませんね。

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