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災害時に“アレ”をする高齢者の「賢い避難」とは

千葉県を中心に甚大な被害を与えた台風15号。住宅の全半壊や屋根などの一部破損などで多くの人が避難生活を余儀なくされている状況です。特に今回、人々を苦しめているのが停電と断水。いまだに復旧していない地域では特に高齢者にとって厳しい日々となっています。そんな中、避難生活についてのこんなツイートが話題になっています。

阪神大震災のとき妻の知り合いの芦屋の金持ちが日本各地の温泉を旅してゆっくり過ごした、という話を昔聞いて「は?」って思ったんだけど、高齢の人で片付けの手伝いもできず現地にいても貴重な水や食料や電気を使うだけで迷惑なので、さっさと自腹の避難生活に切り替えたらしい。正しい金の使い方かと

配られる水や食料や電気は逃げるわけにいかない本当に困ってる人が使うので、自分の金でしばらくよそで暮らしてもらった方が他の方々は助かると思います。

投稿したのは山本貴嗣(@atsuji_yamamoto)さんの意見には共感する人は多数。

「自分の負担で避難する事で被災地の負担を減らしてくれてるのだから有り難い判断」
「お金持ち高齢者はそうしてほしいですね。水道、エレベーターの止まった高層住宅にお住まいの方に、ボランティアの人が水を運ぶのも大変そうでしたし」

高齢者でなくても、自己負担で避難するという選択肢はありなのではという意見も目立ちました。

1.移動手段がある 2.移動に支障のない体力がある 3.勤務先や通学先の了承を得る という条件が揃えば、ホテルやネットカフェなどに泊まって、復旧したら帰るという方法もありかと

今回の台風でも、お金持ちでない普通の高齢者が旅行に出かけているという話もあるようです。誰もができることではありませんが、被災したときに自腹で遠方に避難できるという選択肢を知っていることで、「こんなときに…」と非難するのではなく、暖かい目で見送ることができそうですね。

住宅だけでなく、米や農作物への被害ももちろん深刻。肝心のライフラインも山間部など復旧が難しい一部地区では、まだしばらく時間がかかる見通しだそう。被災地が一日でもはやく復興することを願います。

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