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脱サラして蕎麦屋が絶対に失敗する納得のワケ 「どんな仕事でも一緒」と共感の声続々

長く務めてきたサラリーマンを退職し、第二の人生をと始めがちなそば打ち。趣味で始めて上達してくると「手打ちそば屋」を始めたくなるものですが、t-risutaku(@risutaku)さんは、そんなオジサンたちに警笛を鳴らしています。

たまに言ってる事だけど、趣味で蕎麦打ち始めて2、3年でプロ並みに打てるようになるオッサンって割と居るのよ。 で、勘違いして退職金はたいて「手打ち蕎麦の店」始めて、腱鞘炎になって爆死するの。 それはさ、 『5〜6人前ならプロ並みに打てる』ってだけの話なの。

プロの筋肉が付いてないオッサンが、一人で1日100人前打とうと思ったら水回しだけ手でやって、あとは機械にやらせるか1日限定30食とかにするしかない。 蕎麦粉だって金砂郷産の高級蕎麦粉を使うわけにはいかない。 カナダ産(決して悪い粉ではない)を使うような妥協も必要になる。

t-risutaku(@risutaku)さんは、「プロの蕎麦職人」について「毎日毎日蕎麦粉の状態や湿度を見ながら加水量を微調整して100食分同じように打てる」人だと投稿しています。そしてさらに注目を集めたのは専業主婦についての発言。

たまたま1日だけ家事労働をやってみて 『なんだ簡単じゃん。こんな仕事を大変だと言ってる主婦って怠けてるんじゃないの?』 って言ってる人って、5〜6人前の蕎麦打ってプロ並みに打てると勘違いしちゃったオッサンと同じ

主婦が365日家族の状態見ながら献立を考えたり、掃除や洗濯の順番を考えて「家を同じ状態に保つ」ことは、1日だけやるのとは仕事の質が違う

一連の投稿に対し、「自尊心が爆上がりした」という主婦たちからのコメントに加え、さまざまな職種の人々から共感が集まりました。

「コーヒー業界も同じ。一杯を美味しく淹れるだけなら半年もかからないが 豆の状況、その日の湿度で、毎杯同じ味をだして 更にそれを毎日三桁以上の量で出すとなると 腕も集中力も持たなくなる」
「デザイナーも同じく。デザインした経験が楽しかったと就職した人が、企業の案件に自由度がない!って辞める。 毎日仕事としてやるなら、精神的な腕力も必要」
「自分は花屋ですけど、言ってること良くわかります。どんな体調の時もメンタルの時も一定水準の仕事を淡々と出来るのがプロ」

脱サラの手打ちそば屋に限らず、どんな条件下でも一定のクオリティを維持する大変さ、そしてそれを出来てこそのプロなのだということは、すべての職業に共通して言えそうですね。

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