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重度自閉症の娘が美容室に通って15年 美容師が大粒の涙をこぼした理由とは…?

子供のおよそ20~50人に1人いるとされている、「自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)」。

自閉スペクトラム症とは、対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つです。

今回話題になっているのは、自閉症の娘を持つAYA(@AYA62406056)さん。

その投稿とは……。

重度自閉症の娘が美容室に通いだして15年、先日のお休みになんと初めてシャンプーすることができた。そしたら美容師さんの目から大粒の涙がこぼれ…
家族でもない、支援者でもない福祉の柵の向こう側にも娘の成長をともに喜んでくれる人がいる。それがとても嬉しかった。娘にとって宝のような存在だ。

自閉症の方が苦手なお店の一つとしてあげられるのが理美容室。
触覚と音に過敏な方が多く、急に身体に触られたりするのが苦手、ちょっとした音が気になる、また長時間じっと座っていられるかどうかという精神的な不安がある。娘の美容師さんを見続けて感じたことは、目の前にいるお客さんを大切にして

いること、そして、障害から見るのではなく、どうすれば心地よく過ごしてもらえるのかその人をよく観察し、特徴をしっかりと捉えている。
つまり、障害者だから特別配慮するのではなく、誰に対しても配慮して対応している。

合理的配慮というのは何も特別なことをするということではなく、何か困ったことがある人に力を貸したいとか、そういう意識に立てば自然に寄り添った対応ができるのではないだろうか…他人の困っていることに気がつき、自分にできることで助けになろうと思いやりをもって行動することだと私は思っている

非常に心が温まるエピソード。15年間、AYA(@AYA62406056)さんの娘さんに向き合い続けた美容師さんには、言葉では言い表せない特別な気持ちが込み上げてきたのではないでしょうか。

この投稿には「素敵なお話、ジーンと来ました」「言葉にできないほど感動しました」など称賛のコメントが多数寄せられました。

周囲の人の配慮があるだけで、より多くの人が、幸せを感じることができるようになるかもしれません。

分け隔てなく、みんなに配慮の気持ちをもって接することを心掛けていきたいですね。

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