「新型コロナウイルス」の影響で、世界中が大変な状況になっている昨今。
このようなご時世だからこそ、メンタルヘルスに必要なことがあります。それは「ストレス」を味方に付けることです。
自粛、自粛の連続で様々な場面でストレスを感じ、疲れやすくなったり、眠れなくなったりする人が増えています。
さらにアルコールに依存したり、免疫力も低下してうつ病などの心の病に冒される人も少なくありません。
しかし、ストレスを味方に付ければ、これほど力強いものはありません。
集中力が高まるため、仕事や勉強の効率が上がり、スポーツで最高のパフォーマンスを発揮できます。やる気が引き出され、目標達成の原動力になるのです。
今回は、ストレスをどのようにして味方に付けていけばいいか、そのやり方をいくつか取り上げます。
まず、ストレスは「いいことではない。悪いこと」という概念を捨てることです。
ストレスに立ち向かうことによって、「ストレスは役立つ」「ストレスで生活が潤う」ことも事実であると知ってください。
もしストレスに強い人になれれば、周囲に頼ることができ、相手の事情も想像でき、誰のせいにもせずに「タイミングが悪かっただけ」と考え、何事も経験だと思え、「ま、いいか」と受け流せるようになります。
では、実際にストレスを味方に付けるやり方を挙げていきましょう。
第一歩はとても簡単です。 朝起きたらカーテンを開け、全身に太陽の光を浴びることです。
そうすれば、神経伝達物質「セロトニン」が活性化します。
脳内物質をコントロールし、脳を安定した状態にキープするのが「セロトニン」で、これにより、平常心を保つことができるわけです。
また、ウォーキング、ジョキング、サイクリング、ダンスなど「リズム運動」も「セロトニン」が活性化します。
とくにおススメなのが、ウォーキングです。20分から30分程度、歩くことに集中することが大切で、1キロ10分ぐらいを目安にするとよいでしょう。
「セロトニン」の活性には、音楽も有効です。人間は左脳でメロディや歌詞のある音楽を聴き、右脳で自然音や太鼓のリズムといった音を聴くといわれています。
脳をリラックスさせ、「セロトニン」の活性を促すのは右脳に効く音楽で、自然音とは、小鳥のさえずりや海の波音、川のせせらぎ、風の音などを指します(こういったCDは多数販売されています)。
朝は太鼓のようなリズム音などテンポのいい音楽でセロト二ンの活性を促すと、頭がすっきりと目覚め、1日の刺激を受け入れる準備ができます。
セロトニンを活性させ、ストレスを味方に付け、この困難な時期を乗り越えていきましょう。