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金縛りが起こるメカニズム

金縛り
寝ている時にふと目が覚めて「あれ、体が動かない!」という経験をしたことがある方も少なくないと思います。ある統計では30代の人の約半分が金縛りの経験があるそうです。今回はそんな金縛りのメカニズムをカンタンにご紹介したいと思います。

■「金縛り」は悪魔の仕業?

金縛りの経験がある方ならお分かりかと思いますが、金縛りってほんとに怖いですよね。意識はあるのに体が動かないし、なんだか息苦しくて、お腹に何かが乗っているんじゃないかと感じたりします。このような症状から、金縛りは昔から世界のあちこちで「悪魔の仕業」「幽霊が乗り移った」などと言われ恐れられていました。

もちろん悪魔の仕業などではなく、現在ではちゃんと理由がわかっています。金縛りは「睡眠麻痺」とよばれる睡眠障害の一種で、レム睡眠(浅い眠り)のときに起こります。レム睡眠とは、カラダは寝ている一方で、脳は起きている状態のことです。レム睡眠のときにふとしたことで目がさめてしまうと、意識はあるのに、カラダは寝た状態なので動かないことがあります。カンタンにいうと、これが金縛りです。

■金縛り回避法

金縛りは不規則な生活や過労などが原因で起こりやすくなります。ストレスが多い現代社会では特に起こりやすいのかもしれません。金縛りにならないために意識しておきたいことをご紹介します。

1.規則正しい生活をする

質の良い睡眠を十分に取ることが重要です。毎日できるだけ同じ時間に寝て、同じ時間に起きることを意識しましょう。

2.横向きで寝る

意外かもしれませんが横向きで寝るのが効果的です。仰向きで寝てしまうと舌が下がり、気道をふさいで息苦しくなることから金縛りになりやすくなります。

3.ゆったりした寝巻きでリラックスして寝る

体を締め付けるような格好は好ましくありませんので、多少ラクな寝巻きを着ると良いでしょう。また、脳が興奮した状態では良い睡眠が取りにくいため、寝る直前まで仕事をしたり、メールをするのは控えましょう。

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