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夫が「会社より疲れる」と思う家庭の特徴5つ

■自宅は職場よりストレスが多い!?

皆さんにとって家庭は安らぎの場ですか?「ブルーマンデー」と言う言葉もあるように、週末が終わり、仕事に行かねばならない月曜日は、多くの人に とって憂鬱な日。それはもちろん、「会社=大変、ストレス」に対して「自宅=楽、リラックス」という大前提があるからです。ところが先日、そんなイメージ を覆す調査結果がアメリカで発表されました。

アメリカ、ペンシルベニア州立大学の研究者チームが発表した論文によると、彼らの行った実験では、「被験者の大半が、職場にいる時のコルチゾール値(スト レスに反応して副腎皮質から出されるホルモンの分泌量)は家庭にいる時よりも恒常的にかなり少ない」と言う結果が出たそうです。

これは男女を問わず、子供の有無にもかかわらず、共通してみられる現象だったそう。米国北東部の中堅都市で被験者122人を無作為に抽出して行った実験と いうことで、それほど大規模な調査ではないですが、「職場より家庭の方がストレスが多い」という、今までの常識を覆す、大変興味深い調査結果といえるで しょう。

確かに、私の主宰する恋人・夫婦仲相談所にも家庭でのストレスの相談が数多くよせられます。そこで今回は、ストレスを感じている男性にフォーカスして、「家にいる時にストレスを感じている男性の家庭にはどんな傾向があるのか」を5つにまとめてみました。

■特徴1:自分の存在感がない

人は誰でも、自分の居場所を見つけることで、自分の存在を周囲が認めてくれたと感じ、安心感を持つことができます。つまり、家庭の中に自分の居場所 のないだんな様は、自分の存在を周囲が認めてくれていないように感じているはず。たとえば、毎日の食事のメニュー、買い物やお出かけの予定、テレビのチャ ンネル権など、日常のちょっとしたことが子供優先になっていて、だんな様無視で進んではいないでしょうか?

あるいは、物理的にだんな様の居場所がない、と言う例もよくあります。書斎がないのはもちろんのこと、リビングのソファーは子供に占領され、夫婦のベッド ルームはすっかり妻の個室と化している……。そんな家庭は、だんな様にとって自分の存在意義すら見失ってしまいそうなストレスフルな家庭だといえるでしょ う。

■特徴2:素晴らしすぎる妻

家の中はいつもきっちり片付き、仕事と家庭をどちららもテキパキ過ごす「デキる」奥様。一見「どこがストレスなの?素晴らしい奥さんじゃない!」と 周囲から言われてしまうような、そんな素敵な妻が夫のストレスになることもあります。あまりにきっちりした性格ゆえに、だんな様のことも、きっちり管理し たり支配したりすることを望む妻。また、何事も完璧主義で、周囲にもそれを求める妻。そんな妻が家庭に居たら、まるで上司が家にもいるようなもの。だんな 様のストレスが増えてしまうのも納得です。

■特徴3:片付いていない家の中

前項とは真逆で、今度はずぼらで家事も手抜きな妻の場合。これはこれでだんな様にとってストレスの多い家庭になります。例えば、掃除が不完全で、家 具には綿ぼこりがつもり、トイレは汚れが目立ち、浴室はカビだらけ……。こんな環境では気持ちよく過ごせません。さらに、使ったものが出しっぱなしで片付 いていない、物が多くてしまい切れずに床に溢れているようなリビングでは、のんびりくつろぐことも難しいでしょう。

面倒臭がりでいい加減、万事手抜きな主婦の作る家の雰囲気は、十分「家に帰りたくない」と思わせるものであることはまちがいなさそうです。

■特徴4:理想の父親イメージがある

「男は外に出れば7人の敵」などと言う言葉もあります。家の外でがんばって働き、やっと家に帰ってきたら、誰しものんびり寛ぎたいもの。しかし、家 に帰ってもスイッチをoffにすることができないとしたら、どうなってしまうでしょう?風呂上りに生まれたままの姿でうろうろしたり、リビングのソファー でゴロゴロして一日中過ごしたり、酔っ払ってふろにも入らず寝てしまったり、決してほめられるスタイルではありませんが、こんな風にのんびり、ダラダラで きる場所が家であるはず。しかし、いつでもきちんと、カッコよく理想のパパでいてほしいという家族の期待、またそれに応えようとするだんな様の頑張りが、 いつしか不幸にも自分の首を絞めることになるというのがこのような例です。

■特徴5:夫に依存してくる妻

それぞれが自立している者同士が一緒になることが結婚の正しい姿なのですが、残念ながら、パートナーに依存してしまう人もいます。たとえば、とにか く夫に構ってほしがる妻、相手に何かを「してもらう」ことばかりを求めている妻、相手に過大な期待をしている妻、常に自分に被害者意識がある妻、自分の愚 痴を相手にぶつけたがる妻、何かと言うと癒してもらいたがる妻……。これらはみな「夫に依存している妻」です。

だんなさまにしてみれば、会社では部下の世話をし、家では妻の世話をし、と気持ちが休まる時がありません。本当は家で自分が癒してもらいたいのに、妻に癒しを求められてばかりでは、「家庭より会社の方が楽」と考えても不思議ではありません。

もし、ご自身のだんな様に「帰宅拒否症」の症状が見られるときには、まずは今の家庭がこれらの状況になっていないか確認してみましょう。だんな様が安心してスイッチオフができる家庭こそ、一番素敵な家庭なのではないでしょうか?(執筆:二松 まゆみ)

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