時事

「オンライン帰省」に「宮迫のLemon」…ここ数日ネット上で気になったことをまとめてみた

写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ

アベノマスクにYouTubeの『家に帰ろう』(勝手に)コラボ、夫人の大分旅行……と、やることなすことケチョンケチョンに叩かれまくりな昨今の安倍首相であるが、4月22日。外出自粛を促す一環としてご提案なされた「オンライン帰省」が、トレンドワードとしてYahoo!のリアルタイム検索の1位に浮上(※22日20時時点)。

「それって、ただのテレビ電話やろ」
 
「帰省先がオンラインに対応していない」
 
「覚えたてのオンラインに意味不明の造語」

……ほか、一部的にツッコミの声こそ飛び交ってはいるものの、私は個人的に「久々に(?)多くの国民へと受け入れられたスマッシュヒット」だと、高く評価している(※上から目線w)。「離ればなれで暮らす、実家にいるお父さま・お母さまなどとのコミュケーションはインターネットのテレビ電話などを通じて〜」なんて言いまわしをしたところで、90%以上の誰もからスルーされてしまうに違いない。適度にエッジの削られた、まるで鈍器で殴られたかのような“コレくらい”のユルい造語が、結果としてはもっとも最大公約数的に、ちまたへと浸透していくのではなかろうか。

さて。話をガラッと変えよう。私は4月初旬、ここcitrusに『宮迫の“潮目”が変わりつつある?!「セレブ米買い占め」報道での世論の論調を考察してみた』なるタイトルのコラムを寄稿し、「世論の潮目が徐々に“アンチ宮迫”から“ガンバレ宮迫”へと向かいはじめているのでは?」みたいなことを書いたわけだが、どうもその“推測”が“現実”へとなりつつあるようだ。

お笑いコンビ『雨上がり決死隊』の宮迫博之(50)は4月22日、自身のYouTube『宮迫ですッ!』を更新。チャンネル登録者数80万人突破(!)記念として、米津玄師の『Lemon』を熱唱。ネット上では、

「宮迫さんが歌うとグッとくる」
 
「本人とは明らかに違う歌い方なのに、なにこのクセになる感?」
 
「自分には米津さんより心に響く」
 
「か、歌詞の重みが違ぇ」
 
「鳥肌と涙が止まらん」 

……諸々、評判も上々である……らしい。私もさっそく聴いてみた。たしかに米津玄師の繊細で、どちらかと言えば線の細い声質とは対極にある、宮迫の昭和歌謡時代の王道であった「マイウェイ」系のバズーカ砲のごとくドスンと来るストレートなノドは、『Lemon』という楽曲を根底から“別モノ”へとひっくり返してしまうほどの、強烈なインパクトを受けた。

ただ、これが仮に3ヶ月、いや2ヶ月前の公開だったらどうだろう? おそらく「米津サンに失礼!」「せっかくの名曲を冒涜しないで!」……なんて風に、また“炎上”していた可能性は十分にあり得る。新型コロナショックで世界中がナーバスな空気に包まれ、日本でも歌舞伎町セクキャバ議員・沖縄ゴルフ疑惑の石田○一・営業自粛をしないパチンコ屋……と、日替わりで続々新しい“ヒール”が登場するさなか、宮迫もようやくその役割を終え、“次”へとバトンタッチする頃合いに差しかかっているのかもしれない。
 

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