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8枚切りパンはGHQの指令!? 関東と関西の食パンはなぜ違うのか

パンの中でも国内消費量が最も多いとされる「食パン」ですが、その枚数に関東と関西で違いがあるのをご存知でしょうか?

関東で最も一般的とされるのは「6枚切り」。これが関西になると「5枚切り」が主流になり、関東では普通に売られている「8枚切り」は関西の店舗ではほとんど見かけません。

関東で「8枚切り」の食パンが売られているのは、戦後の進駐軍の影響がそのまま根付いたからだと言われています。戦後、進駐軍がサンドイッチ用に8枚切りの食パンを作るよう東京のパン製造会社に依頼。それ以降、関東では8枚切りの食パンが引き続き売られ、進駐軍から大きな依頼がなかった関西では薄い食パンが根付かなかったそう。

また、関東で売られている食パンの主流が6枚切りなのに対し、関西では同じメーカーのものでも、より厚みのある5枚切りがデフォルトになっているのは、関西は粉ものの「ふわふわ感」を重視する土地柄だからという説も。こんな食パンの裏話、ビジネスランチの席で披露すると、手もとのパンがさらに美味しく感じられるかもしれませんよ。 (執筆:上村 由紀子)

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