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Facebookが認証済みバッチの表示を開始

国内外問わずFacebook上での“なりすまし”が問題視されていましたが、5月29日から著名人や企業等Facebookページ&プロフィールの認証が開始されました。本人の公式ページであるという“お墨付き”をFacebookが与えるというこの仕組みについて、簡単に解説していきます。

■従来の仕様では、公式かor非公式の見分けがつきにくかった

好きな芸能人やスポーツ選手、あるいは興味のある企業や団体のFacebookページを探したりするとき、本人発信の公式ページなのか、ファンが作った非公式なのか、一目ではわからないという問題に直面した人も多いのでは? 筆者もあるアーティストのページで勘違いをしていたことがありました。メディアの露出などの正確な情報が配信されていたので、てっきり事務所スタッフが運営する本物かと思い込んでいたのですが、Facebookページ内の基本データを何気なくチェックしたところ、ファン発信の非公式ページだったことを知って意表をつかれました。
従来の仕様では、公式か否かを一発で見抜くことは困難でした。「よりたくさんの『いいね!』を獲得しているページが公式じゃないの?」と考えている人もいるかもしれませんが、先行して開設していたファンサイトが、ご本人よりも多くの「いいね!」を獲得しているケースも見受けられますから、簡単に判断はできないのです。そうした逆転現象は“なりすまし”を助長しかねないだけに、情報の精度を高めたいFacebook側には悩みの種の一つでした。

■米国では続々導入開始。日本ではいつから?

そこで今回、Facebook本社では、著名人、ジャーナリスト、政府関係者のほか、企業やブランドなどを対象にした認証を始めたのです。既にいくつかのFacebookページを見ると、アカウント名の横に認証バッジと呼ばれる青字に白のチェックマークが表示されています。
試しにバラク・オバマ大統領のページを見てみると、確かに認証されているようです。俳優のトム・クルーズや実業家のビル・ゲイツも同様。団体に目を移しても、MLBのニューヨーク・ヤンキースも、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドも既に認証されています。
この認証バッジ、実は著名人側から何らかの手続きをするのではなく、Facebookが独自に行っています。読者の多いアカウントで、なおかつ“なりすまし”のターゲットになりやすいと思われる人物や団体などを、順次認証していく方針なのです。ただし、まずは英語圏を先行し、日本国内もこの後対応していくようです。ホワイトハウスは認証されている一方で、首相官邸が非公式のままだとモヤモヤとした気持ちになるので、なるべく早い認証表示の日本上陸を望みたいところです。
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