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世界に羽ばたく日本のマンガが、Facebookでも盛り上がり中!

“Cool Japan”の名のもとに、日本のサブカルチャー・ポップカルチャーが世界から注目されていますね。中でも人気の根幹を支えているコンテンツはマンガでしょう。出版不況と言われているこのご時世においても、国内で年間約3700億円もの市場規模を誇り、今もなお、名作が続々と世に送り出されています。Facebook上でも世界中でファン同士が交流を深めている様子が見受けられますし、今回は世界でも注目されている作品のFacebookページをいくつか紹介していきたいと思います。

■『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』など“ジャンプ系”作品が世界の定番に

まずは定番中の定番である『ドラゴンボール』。連載が終了して久しいですが、ドラゴンボール (DRAGON BALL)など、ファンが運営しているページでは情報提供が活発になされています。この春には映画『ドラゴンボールZ 神と神』が公開されましたが、原作者の鳥山明さんが制作に深く参加したこともあり、クオリティの高い作品に仕上がったと高評価を得ています。海外でも映画のファンページが設けられるなど、長きにわたって世界で愛される作品なのがよくわかりますね。

影響力のあるマンガといえば、『キャプテン翼』は外せません。世界のサッカー選手に影響を与えた作品であり、世界最高峰のリーグで活躍しているメッシやクリスティアーノ・ロナウドらも子どもの頃はこの作品に接していたようです。『キャプテン翼』関連のFacebookページを検索すると世界各地にページができていて驚かされます。中でもCaptain Tsubasa | キャプテン翼 | 足球小將は今もファンの意見が頻繁に投稿されていて、その熱さが伝わってきます。アラビア語やタイ語でもページが運営されていたりと、翼くんがワールドクラスのプレイヤーなのだと改めて感じます。

現在も連載中の作品では、やはり『ONE PIECE』が世界でも人気を誇っているようです。Facebookページを検索すると、One pieceなど、数十万単位で「いいね!」を獲得しているページがズラリ。また、ワンピースと双璧を成すのは『NARUTO』。やはり忍者という外国人にとってはミステリアスな設定が受け入れられているようですね。劇場版ナルト「ロード・トゥ・ニンジャ」を見ると、世界中に人気が広がっている様子が日本語で伝えられており、なんだか誇らしい気分になります。

■『進撃の巨人』が圧倒的な勢いでコミック・アニメ市場を席巻

(C)諫山創/講談社
この4月にアニメ化されて爆発的な人気を呼んだ作品が出現しました。そう、『進撃の巨人』です。放映開始直後は累計1350万部の発行部数だったものが、あれよあれよという間に増刷を重ね、6月頭には2000万部を突破するなど、驚異的な勢いを見せています。公式のFacebookページもありますから、ファンの方は要チェック! 既に海外にも人気が広がっており、Attack on Titanなどのページができています。進撃の巨人と言えば、読者の想像を超えて展開するストーリーが魅力ですが、海外ファンも同じくその魅力にどっぷりハマっているようですね。実際、外国人の中にはアニメ版を視聴する自分の姿を動画サイトに投稿する人がいるのですが、思いもよらぬ展開が発生した瞬間のオーバーリアクションを見ていると、「やっぱりそうでしょ!」と声をかけたくなってきます。

進撃の巨人に今後続いていくのは、酪農に賭ける若者たちを描いた『銀の匙SilverSpoon』でしょう。『鋼の錬金術師』の作者である荒川弘さんが、自身の農業高校時代をもとに描いた作品であり、酪農家の卵たちの青春をリアルに描き出した良作として幅広い層に人気を博しています。秋からのテレビアニメ化も決定していますので、さらに盛り上がること間違いなし。“アクションもの”ではない『銀の匙』が世界で受け入れられるようになれば、“Cool Japan”の奥行きもぐっと広がるはず。公式Facebookページ「銀の匙 Silver Spoon」大蝦夷農業高校でも英語のコメントをちらほら見かけますので、今後に期待したいところです。

今回は少年マンガを紹介しましたが、青年向けや少女向け世界的な人気を誇る作品が目白押し。試しに有名どころの作品を英題でFacebook検索してみてください。きっとその影響力の大きさを体感できるはずです。
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