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辞書を買えない友人がいると聞いた祖母が、友人に辞書を買ってくれた。 数年後、大人になった彼に再会すると…

小学校の時、英語や国語の授業で「辞書」の使い方を習いますよね。教科書や文房具に比べて高価で使う頻度も少なく、兄、姉のおさがりを使用していた人も多いのではないでしょうか。

そんな辞書について、能面(@kasaiyuya1207)さんの投稿が話題になっています。

自分が小学校の時ですけど、経済的に苦しい家庭で辞書を買えないという友達がいました。席が隣だったので、辞書を貸してあげていた。その話を祖母にしたら、祖母が辞書を買ってきてくれて、その子にあげなさいと。私は転校したので、彼のその後を知らなかったのだが、FBで再会。彼は国語科教員に!!

とてもすべてのリプライにはお答えできないので、こちらでお許しください。祖母はすでにこの世にはおりません。強い人でした。祖母もまた国語の先生でした。短歌(読むのも詠むのも)が好きな人でした。私が大学で古典を学びたいと言ったとき、家族で唯一賛成、応援してくれたのも祖母でございました。

祖母は、日本の古典を学んでも、目に見えて役に立たないかもしれないが、そういったものを次に繋ぐことは絶対に価値があると応援してくれました。一緒に辞書を引いて遊んでくれました。私の友達にも何も心配せず、勉強を楽しみなさいとメッセージを送りたかったのではないかと今になって思います。

す、素敵な話……!

もともと国語の教師だったという能面(@kasaiyuya1207)さんのおばあさん。

国語をはじめ、勉強の楽しさ・面白さを伝える立場であっただけに、経済的な理由で貴重な機会が奪われてしまうことを救いたいと人一倍思ったのかもしれません。

辞書をあげた友達と久しぶりに再会した時、彼は国語教師になっていたというのです。

非常に心が温まるエピソードですね。この投稿には「思わず涙が出ました」「これこそ情けは人のためならず」など、おばあちゃんの行動を称賛する声が多数寄せられました。

経済的に恵まれず、思う存分教育を受けられない人が世の中にはたくさんいます。このような子どもたちに、少しでも充実した教育が受けられるようになっていくといいですね。

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