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「相手に知られたらマイナスになる特技」は本当に実在するのか…について、あらためて考えてみた!

※画像はイメージです

信じられないことに、男子には「女子の前でひた隠す特技」ってヤツがあるらしい。そういうことが書いてある記事を、「女性向けの恋愛参考書」を志すネットメディア『オトメスゴレン』が配信していた。

『「モテないかも…!?」と男性が女性の前ではひた隠す意外な特技9パターン』なるタイトルで、その「意外な特技」とは以下の9つ……なのだそう。 

(1) 裁縫(なよなよしていると思われそうだから)

(2) 釣り(休日一人で出かけちゃいそうだから)

(3) 柔道(汗臭そうだから)

(4) 囲碁(年寄り臭そうだから)

(5) 作詞(ナルシストっぽいから)

(6) ゲーム(性格が暗そうだから)

(7) ヲタ芸(アイドルソングのダンスが完璧だと逆に引かれそうだから)

(8) サバイバルゲーム(好戦的な性格だと思われそうだから)

(9) 料理(女子の立場がなくなるから)

う〜ん……(5)の「作詞」ってえのは唯一よくわからないが(笑)、「作曲」を担当するパートナーでもいるなら、まあそれもアリ? いずれにせよ、どれも「ひた隠し」にするほど恥ずかしい「特技」だとは思えない。逆に、趣味や特技はマニアックであればあるほど、むしろ自慢する際のアドバンテージは大きくなるものなのでは……?「特技はテニスです、フットサルです」なんてことを嬉々とアピールしたところで、たいがいはスルーされちゃうのがオチですから。

要するに、その「マニアックな特技」をプレゼンテーションするタイミングやセンスによって、相手が受ける印象もガラッと変わってしまうということなのではなかろうか。

たとえば「裁縫」。仮に、女子とデートでディナーに行ったとする。すると、たまたま彼女が着ていたアウターのボタンの糸がほつれかけていた。そこで「カーディガンのボタン、取れかかってるよ。針と糸は持ってるから、トイレでつけ直してきてあげよっか? オレ…裁縫、得意だから」とサラリと申告すれば、貴男のお株もぐんとアップするに違いない。「ゲーム」だって、いまだ新型コロナウイルスの猛威がおさまらず、外出自粛の風潮が再び高まるこのご時世においては、ある意味「頼もしい特技」だし、「囲碁」は見た目がチャラい男子であればあるほど、サプライズ効果が抜群。「ヲタ芸」も、極めたらティックトッカーとして大ブレイクする可能性を秘めている。最近はTikTok、ちょい問題になってますけどね……。

一昔前、特技や趣味が「カッコイイ」と「ダサイ」に安易なかたちで分類されていた時代はたしかにあった。しかし今は、個人が “興味を抱く対象” も多種多様化が進み、人それぞれの “秀でている部分” を、人それぞれが素直に尊重できるくらいの寛容性は、確実にちまたへと浸透しつつある。先述したとおり、一見「ダサイ」と捉えられがちな「特技」でも、その気になりゃあ、すべて演出次第でどうにだって「カッコイイ」へと転じさせることができるのだ。「釣り」でも「柔道」でも「サバイバルゲーム」でも「料理」でも、あと「作詞」でも……。もはや、絶対「ひた隠しにすべき特技」とは、「万引き」だとか「盗撮」だとか「食い逃げ」だとか……の、法に触れるたぐいのモノだけなのである。

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