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横になって何か食べても、食べ物が逆流しないのはなぜ?

 

■逆立ちしてても食べ物が逆流しないのはなんで?

逆立ちして食べ物を食べることは日常ではあまりないかもしれません。しかし、寝転がって何かを食べる、ということはたまにはあることでしょう。

その時、「あれ?なんで食べ物が逆流しないんだろう?」と考えたことはありませんか?

考えたことのない人も、改めて言われると……不思議ではないでしょうか?

 

■その答えは、「食道」の仕組みにあり!

実は、食べ物が通る「食道」の内側は、数種類の筋肉で構成されているのです。

そして、その筋肉が収縮と拡張を繰り返して、食べ物を胃に移動させます。

この消化管の働きのことを「蠕動(ぜんどう)運動」といい、この働きによって逆立ちをして食べても食べ物が逆流しないのです。

 

■食べ過ぎたら逆流してしまうのはなんで?

逆立ちして食べても逆流しないのに、”食べ過ぎで食べ物が逆流することがあるのはなぜ?”と思われた方もいると思います。

それは、食道と胃の境目である「噴門(ふんもん)」が関係しています。

通常、噴門は筋肉によって閉じられていますが、食べ過ぎの場合は胃が消化不良を起こす関係で筋肉の開閉がうまくいかなくなります。その結果、食べ物が逆流してしまうのです。

 

食べ物が逆流するほどの暴飲暴食には注意してください。

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