「仏滅はちょっと避けたいよね」「新しいサービスの発表日は大安がいい」などのフレーズは一度は聞いたことがあるかと思います。今でも冠婚葬祭のときには意識されることが多いですよね。これらは六曜(ろくよう)と呼ばれており、その名の通り「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6パターンあります。ここでは、それぞれの意味をカンタンにおさらいしてみたいと思います。
■先勝(せんしょう・さきかち)
「赤口」に比べると馴染みがあるかもしれない「先勝」。その名のとおり「先んずればすなわち勝つ」の意味で、この日は何事も早めに取り組むのがよく、午前中は「吉」、午後は「凶」です。転じて、争いごとの解決など急を要することをするのによい日とされています。
■友引(ともびき)
「友を引く」ので、お悔やみ事は控えたほうがいいとされる一方で、結婚式などの祝い事はOKとされていることはご存知の方も多いと思います。「友引」はもともと「共引」で、引き分けという意味があるため勝負事には向いていない日とされています。ですので、以前は現在のように「悪いことに友を引く」というような意味はありませんでした。
■先負(せんぶ・さきまけ)
「先勝」の逆で「先んずればすなわち負け」の意味で、この日は急ぎの用は避けたほうがよく午前中は「凶」、午後は「吉」とされています。
■仏滅(ぶつめつ)
一般的には六曜の中でも最も悪い日とされていて、結婚式などの祝い事はしないケースが多いです。一方で、「仏滅」はもともと「物滅」と書かれており「物が滅びて新たなことが始まる」とされ、今までにない新しいことをスタートするのには良い日だという解釈がされる場合もあります。
■「大安」(たいあん・だいあん)
もっとよく聞くフレーズであるだろう「大安」。何事にも良い日とされていますが、とくに祝い事は吉とされています。よく「大安吉日」なんて言ったりしますね。
■赤口(しゃっこう・せきぐち)
もっとも馴染みがないのが「赤口」ではないでしょうか。赤という字から連想されるように「火の元」や「刃物(血)」などに気をつけたい日とされています。11時~13時ごろだけ吉で、それ以外の時間帯は凶とされています。
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