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「新・カレーのシミを落とす方法」が、カンタンなのに効果絶大らしい

流行りのホワイトコーデ、暑さに勝てるカレー。どちらも夏を征服するにふさわしい鉄板アイテムですが、このカレーのしずくが白いシャツにピッと一滴飛んだら、それだけで最悪の気分に……。

服が白でなくても、うっかりこぼしてしまったら最後、なかなか落とせないカレーのシミ。具材を炒めるとき使った油や、肉などから出る脂と、カレーらしさの元となる黄色い香辛料(ターメリック)が入り混じり、それはそれは強力に染み付きます。このシミを落とすには、いったいどうしたらいいのでしょう……? 

■手順1)いつもどおり、食器用洗剤でシミ落とし

まずは、衣類の洗濯絵表示を見て。水洗い禁止のしるし(水の入った桶のようなものに×が付いているもの)がないのを確認してから、以下のシミ落とし方法にトライしてみましょう(ドライクリーニングのみ可の場合には無理をしないように)。

まず、シミの部分をつまみ、食器用洗剤(液体)を少量付けて汚れごと軽く揉みます。衣類の素材が綿やポリエステルの場合は少し力を入れても大丈夫。デリケートな素材の場合には、汚れの下にペーパータオルやタオルを敷き、水で薄めた食器用洗剤を、綿棒などで少量ずつシミに当て、トントン軽く叩いて汚れを敷いたタオルなどに移しとっていきます。

汚れが概ね分解されたら、手早く水で濯ぎます。このとき衣類全体が濡れてしまわないよう、気をつけて汚れの部分のみ濯ぐようにしましょう。

さて、それでも、白い服に付いたカレーの黄色いシミはなかなかさっぱりとは消えません。この後、どうしますか……? もっと強い漂白剤を使う……? ここで「待った!」

■手順2)洗剤で落ちない汚れは、「太陽」の力を借りて

屋外のお天気は、晴れですか? 直射日光の下に出るとお肌がマズいくらい照っていますか? ならチャンス! その「シミ」を、この夏のギンギンの日差しに直接さらしましょう。そうして濡れた布がすっかり乾く頃、見てください。カレーの残りジミは、綺麗サッパリ消えているはず。不思議ですよね。

■太陽でカレーのシミが消える秘密

カレーの黄色は先に書いたように、ターメリック(うこん)という香辛料によるもの。実はこのターメリックに含まれている黄色い色素(クルクミン)には、「水には溶けにくいけれど、日光の紫外線には分解されやすい」という性質があるのです。だからカレーのシミも、日に当てることで綺麗に消えてしまうというわけです。ただ、衣類の色によっては、直射日光に当てることで元の色があせてしまう心配があるものもあります。そういった衣類の場合は、汚れを取ったあと、紫外線の当たりが弱くなる「陰干し」を何度か繰り返すことで、カレーの色素を分解させていくと良いでしょう。

 

※2015年7月28日時点の情報です

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