元宝塚トップスター・凰稀（おうき）かなめさんと笠井アナウンサー（photo：岩村美佳）
- 凰稀かなめ・・・2000年に宝塚歌劇団に入団し、早くから頭角をあらわす。2007年夏には、世界陸上大阪大会のときに結成されたユニット・AQUA5のメンバーにも選ばれた。2012年7月、宙組トップスターに就任。今年2月の東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。
前回に引き続き、宝塚ファンのフジテレビ・笠井アナウンサーが元宝塚トップスターにインタビューを行いました。今回お話をうかがったのは宙組（そらぐみ）トップスターだった凰稀かなめさん。宝塚引退後もアクティブに活躍されている凰稀さんに、スタイルの維持とご自身の生き方をお訊きしました。
笠井：今年のはじめに宝塚を引退されてからも、相変わらず抜群のスタイルを維持されていますね。
凰稀：ありがとうございます。実は私、すごく太りやすい体質で。（宝塚の）下級生だった頃なんか１週間くらいお休みがあると、その間に10キロとか太っちゃって。すごい食べるんですよ。
笠井：たしかに若いころはたくさん食べてしまうものだと思いますけど、そんな短期間で10キロも？ スタイルの維持に関してはいろいろと大変なエピソードがありそうですね・・・。
凰稀：音楽学校時代から体重の変動が激しかったんです。舞台の練習で痩せたと思ったら、お休みの間に太って、また痩せての繰り返しで。とにかく体重をキープすることが大変でした。
■スタイルを維持するための食事
笠井：スタイルを維持するために、普段から心がけていることや気をつけていることはありますか？
凰稀：やっぱり食事ですね。下級生の頃からそんな感じでしたから、なにを食べたら体重が増えるのか増えないのかは分かっているんです。それを踏まえた配慮をしています。
笠井：現在は、どういう食事が中心なんですか？
凰稀：特に和食、根菜を中心に食べてますね。主に煮物とか本当にさっぱりした味付けの、なるべく薄めのメニューを作って食べていますね。
笠井：サラダをたくさん食べると痩せるとよく聞きますけど、実際はどうなんですか？
凰稀：ダメですよ！ サラダは水分ばっかりだから女性は水太りしやすいと思いますよ。
（photo：岩村美佳）
■落ち込むときは、とことん
笠井：トップスターになってからも大変だったことや、色々な場面で追い込まれることもあったと思いますが、それをポジティブな方向に変えていくコツや心構えがあれば教えていただきたいです。
凰稀：自信がないとか、不安だとか、緊張するだとか、そういうことを言っている時間がもったいない。そんな暇があったら行動に移せばいいじゃない、と考えています。雪組時代にずっと自分を変えたいと思っていたら、星組に異動になって、それまでと人も環境もまったく違う中でやらないといけなくなって。当時、星組は関西の人が比較的多かったので、私が失敗しても笑って励ましてくれました。やっぱり人から学ぶことが多かったですね。そんな中で、目の前のやれることをとにかく必死にやっているうちに、前向きに自分を変えていけるようになりました。そのときですね、悩んでいるよりも行動に移したほうが早いと思うようになったのは。考えている時間があったら行動に移す、そして人間関係を大切にする。ポジティブでいるためには、大事なことだと思います。
笠井：最終的には自分自身で解決していく、ということですか。凰稀さんも、落ち込んだりすることもあるんですか？
凰稀：はい。落ち込むときは、とことん落ち込みます（笑）。落ち込んでどん底まで行ったら、もう這い上がるしかないじゃないですか。
笠井：徹底されているんですね、すべてのことにおいて。『Facebook navi（フェイスブックナビ）』は、OLから主婦・学生まで、400万人を超える幅広い読者がいるんですけれど、その中には凰稀さんのようなスタイル・生き方に憧れている女性も多数いると思うんですよ。そんな読者の女性に向けて何かメッセージをいただけますか。
凰稀：そうですね。結局は自分で決めなきゃいけないんだから、ちゃちゃっとやっちゃいなさいよ、ってことかな（笑）。私は自問自答をよくします。「いや、でもそれはこうだから」とか「こうなりたいから」とか頭の中で。ポジティブに生きるとか、スタイルを維持するとか「自分を変える」ことって結局自分にしかできないですから、どうにかこうにか自分で持っていくしかないと思います。
「すっぴん女子会もっとジェンヌモード」（略称：モトジェン）
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