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元宝塚トップスターに訊く、宝塚式「ブスの25箇条」に学ぶ“美人の定義”

元タカラジェンヌ・貴城けい
元宝塚トップスター・貴城けいさんと笠井アナウンサー(photo:岩村 美佳)
 
  • 貴城けい・・・東京都出身。1992年に宝塚歌劇団に入団し、2006年には宙組トップまで昇格。2007年に宝塚を退団後は女優としてミュージカルから朗読劇まで幅広く活躍。著書に『宝塚式『美人』養成講座 ――伝説の「ブスの25箇条」に学ぶ「きれい」へのレッスン』など。

前回に引き続き、宝塚ファンのフジテレビ・笠井アナウンサーが元宝塚トップスターにインタビューを行いました。今回お話をうかがったのは元・宙組(そらぐみ)トップスターの貴城けいさん。

宝塚引退後も女優として活躍されている貴城さんへ、ご自身が執筆された『宝塚式『美人』養成講座 ――伝説の「ブスの25箇条」に学ぶ「きれい」へのレッスン』にまつわるお話と、“美人の定義”についてお訊きしました。

■貴城けいさんが考える“美人の定義”

笠井宝塚には「ブスの25箇条」というものがあったんですよね。

貴城:はい。食堂に貼り紙がされていて。本のなかでは「とある場所」になっているのですが、誰が貼ったのかは、未だに謎なんですよね・・・。

笠井:本を出版したあとで、「実はあれ私が書いたのよ」と誰かが名乗り出てくることはなかったのですか?

貴城:それはありませんでしたね。

笠井:食堂のおばちゃんではないのですか? おばちゃんが見ていて、「笑顔がないわね」とか「おいしいっていってないわね」とか。25箇条のなかには「(ブスは)おいしいと言わない」という項目もありますよね?厨房から、美しさの裏側を見てる、みたいな。

貴城:いやぁ、私は食堂のおばちゃんじゃないと思うんですよね~。

笠井:う~ん。だったら一体、誰が貼ったんだろう・・・。

貴城その25箇条の内容が、私を含めた何人かの元タカラジェンヌがインタビューを受けたときに話題になって。「そんなの貼ってありましたね~」なんて話をしていたら「じゃあ、本を出してみませんか?」と言われて。おもしろがってくださったようでしたので、やってみようかなという思いで、書籍化することになりました。

笠井:25箇条で印象的なものはありますか。

貴城「笑顔がない」「目が死んでいる」などは印象的ですね。でも、25箇条のすべてをクリアできるか?と言われたら、できないと思います。たとえば「悲観的に物事を考えるな」とか、そういうことは仕方ないじゃん、と思います。もちろん、意識をしておくのは大事だと思います。そういうときもあるよね、と思えるように。

笠井貴城さんが考える、美人の定義とは何でしょうか?

貴城努力をしていたり、何かの目標に向かっていたり・・・必ずしも目標がなくても“きちんと生きている”のが、美人ですかね。

■“美人”でいるために心がけていること

元宝塚トップスター・貴城けい

笠井貴城さんが“美人”でいるために、普段から意識しておこなっていることはありますか?

貴城プライベートから、女性としても人間としても、きちんと生きていたいなとは思っています。舞台でいくら役を演じていようが、自分の人間性は必ず浮き出てくるものですので。

笠井:やはり、そうなのですね。これまでインタビューしてきた元タカラジェンヌの方々も、同様のことを仰っていました。ところで、今日はパンツをお召しになっていますね。スカートをはかれることはありますか?

貴城:はい、はきますね。

笠井そうですよね。僕は貴城さんにたびたびお会いするなかで、スカートもパンツもお召しになっているイメージをもっています。いっぽうで、いまだにスカートをはけないという元タカラジェンヌの方もいるようです。

貴城本当に!?

笠井:僕が知る限り、いらっしゃいますよ。役のときしか拝見したことがない、というケースですね。貴城さんは、男役としての宝塚での生活から、退団されたあとは自然と女性に戻れたんですね。

貴城最初はやっぱり「このスカートのスカスカする感じはなんだ」と思いましたけど。もう寒くて(笑)。

笠井:なるほど。やはり、そういう感覚を経ていくものなのですね。そして、より女性としての意識をさせられる出来事がありましたよね。貴城さんは、ご結婚をされて心境の変化はありましたか?

貴城:はい。結婚するまでは、自分中心の生活リズムで時間の配分をしていました。そのせいか、結婚した当初はストレスを感じる部分がありました。でも、だんだんと心地よくなってきて、今では自然に振舞えるようになりましたね。相手の親族とも“家族”になって、その一員としての自覚も生まれました。つらいことがあっても、家族のために「頑張んなきゃな」と常に思うことができます。それは、ひとりのときには感じなかったことでした。

笠井:それでは貴城さんは、結婚したことでポジティブな変化があった、と感じているのですね。

貴城:たまに、「キーッ!!」ってなることもありますけどね。そのときは“男役の貴城けい”が出るらしくて・・・。

笠井ええ!?

貴城下級生にも以前、言われたことがあります。私はあまり怒らない印象なんですけど、怒るときはめちゃくちゃ恐いらしいんですよ。だから私が怒ると「貴城さんが怒った! 貴城さんが怒った!」って、ひどくビビってしまうそうです。旦那さんもビビっていると思いますね(笑)。

笠井そこは宝塚トップスターの座に君臨していた貴城さんですからね。やはりそれだけの迫力があるのでしょう・・・。

More info
「すっぴん女子会もっとジェンヌモード」(略称:モトジェン)
http://m-jenne.jp


「モトジェン」とは、元タカラジェンヌたちがナビゲーターとなり、美容、料理、グルメ、ファッション、旅行など、様々なジャンルの最新情報を、仕事も自分磨きも怠らない輝く女子に向けて発信する情報サイトです。

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