時事

独走劇を演じたM・カイマー・・・ドイツ人初の全米オープン制覇

2014年全米オープンの振り返り

 全米ゴルフ協会の新たな挑戦に選手たちは苦しんだ。全米オープン特有の深いラフを一切排除して行われたパインハーストナンバー2での第114回大会。フェアウェイを外すと松葉が敷き詰められた荒れ地。グリーン回りは想像を絶する困難を極めた。そんな中、ただ一人、異次元のゴルフを展開した。優勝したドイツのマルティン・カイマーだ。

 2010年の全米プロでメジャー制覇の経験を持つカイマー。アンダーパーがわずか15人の初日に5アンダーの単独首位に立つと、第2ラウンドも5アンダーを記録。通算10アンダー、2位とは6打差で決勝ラウンド進出を決めた。

「メジャーは何が起こるか分からない」

 そんな格言もむなしく聞こえるほどの快進撃だったが、第3ラウンドは一転、2オーバーで二つスコアを落とした。それでも2位タイのリッキー・ファウラーらとは5打差。迎えた最終日はその差が再び開く結果となった。終わってみれば通算9アンダーで2位とは8打差の圧勝劇。二つ目のメジャータイトルを手にした。

「自分の生まれ故郷と違う大陸でナショナルオープンに優勝できたことはとてもうれしい。ここのファンは僕にも等しく声援を送ってくれて、とても感謝している。これでドイツ人のグランドスラムまであとは全英オープンだけになったね」

 イングランド、北アイルランド勢の優勝はあったものの、全米オープンタイトルがヨーロッパ本土に渡ったのは初。故郷の大先輩、ベルンハルト・ランガーはマスターズを2度制覇。カイマーの全米プロに次ぐ全米オープン制覇。ドイツ人グランドスラムまで残すは全英オープンのみとなった。

 日本からは、松山英樹、谷口徹、宮里聖志、矢野東の4人が出場。松山と谷口の二人が予選通過。松山は初日6位タイにつけたがその後は順位を落とし、35位タイで終戦。谷口は第3ラウンドの88が響き、67位で大会を終えた。

2014年全米ツアーハイライト(動画) >>
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