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今熱い!被災地ドラマで知る東北の魅力(前編)

東日本大震災の発生から2年余り。東北を舞台にしたいくつかのTVドラマが、被災地を元気づけています。今回は被災三県を舞台にした話題の3本のドラマにかかわるFacebookページをご紹介。今までドラマを見ていなかったという人も、各ページで“予習”して物語の世界に入り込んでみては?

■「じぇじぇじぇ」は流行語大賞の有力候補?――『あまちゃん』(岩手県久慈市)

1本目は視聴率20%越えが続く話題のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』。岩手県沿岸の架空の町・北三陸市(ロケ地は久慈市)で海女を目指す女子高生が、個性豊かな地元の人たちとの騒動に巻き込まれながら、いつの間にか地元アイドルとなっていくというストーリーです。宮藤官九郎の描く軽妙で、思わず笑みがこぼれる脚本にグイグイ引き込まれている人も多いはず。驚いたときに主人公らが発する方言「じぇじぇじぇ」は、流行語大賞ノミネート間違いなし! 
放映開始から2か月で話題独占の『あまちゃん』、ファン交流の場であるFacebookページ『連続テレビ小説あまちゃん』では本編以外の関連番組の放映スケジュールなどもチェックできます。また、『連続テレビ小説「あまちゃん」を楽しもう!』なら、毎日のあらすじを掲載しているので見逃してしまったときの心強い味方になってくれます。

■敗戦から立ち上がる人々が、東北に勇気を与える――『八重の桜』(福島県会津若松市)

会津若松の鶴ヶ城。別名、会津若松城とも呼ばれ、戊辰戦争の舞台にもなった。
NHK大河ドラマ『八重の桜』は、会津藩のお膝元である会津若松が主たる舞台。主人公は会津藩の砲術師範の武家に生まれた新島八重ですが、1月の放送開始から現在までは八重だけにスポットを当てるのではなく、会津人の群像劇として幕末の騒乱に向かう課程を丁寧に描き出しました。どうしても薩長視点になることの多い幕末ドラマですが、幕府側の一員である会津藩の苦悩が細かく表現されており、時代の在り様を“維新”とは別角度から鋭く浮き彫りにしてくれています。
6月からはいよいよ、戊辰戦争に突入します。会津の城下町はボロボロに破壊され、悲劇的な最期を迎えることになりますが、八重ら生き残った会津人たちは絶望の淵から立ち上がり、日本の近代化に大きく貢献していきます。震災で壊滅的な打撃を受けた東北が復興していくためヒントが、八重たちの姿から見つかるかもしれません。Facebook上ではファン運営の『八重の桜』が人気を集めています。ちょうどドラマでは会津藩が苦境に立たされている場面が続いていますが、登場人物に感情移入するファンの葛藤が読み取れて、ドラマへの愛着度がおのずと高まります。

■女川の思いをドラマに乗せて伝える――『ラジオ』(宮城県女川町)

日本有数の秋刀魚の水揚げ量を誇る女川漁港。ドラマでは、主人公の父親が漁師として働いている。
単発ドラマながらも良作との高い評価を得たのが、震災後の宮城県女川市を描いた『ラジオ』。実在する女川の女子高生をモデルにした主人公“某ちゃん”が、これまた実在するローカルラジオ局である女川さいがいFMのパーソナリティを務めることで成長を遂げていくストーリーです。
現地の人たちの証言をもとに作られていますので、フィクションでありながらリアルな女川の思いがぎっしりとこのドラマには詰まっています。先日、視聴者の要望に応えて再放送されたばかり。評判が高いので、もしかすると再々放送もあるかもしれません。ドラマ情報も女川さいがいFMのサイトで配信されています。脚本を担当した一色伸幸さんのアカウントページでも、『ラジオ』の情報はもちろん、女川の人たちの生の声を配信しています。
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